さあ一緒に事業承継と向き合ってみますか②

事業承継が注目される3つの理由とは?

①経営者の高齢化に伴う大廃業時代の訪れのため

2017年に経済産業省が資産したデータによると、日本の企業の99%を占めている、中小企業のうち
約3分の1にのぼる127万社が廃業の危機を迎えていることが分かっています。

ご存じの通り、経営者年齢のボリュームゾーンは年々高齢化を続けているのですが、2019年に発布された
中小企業白書によると、1995年~2028年までの23年間で、経営者年齢の最頻値は、ナント47歳~69歳まで
高齢化していることが分かっています。

このように、経営者が高齢化していくことで、経営においてさまざまなハードルに直面する機会が増えます。
その結果、経営を続けていくのが難しく、廃業を選択する経営者も少なくありません。

そして、経営者が廃業を意識した理由として最も多かったのは…
経営者の高齢化・健康(体力・気力)の問題
が全体の4割程度を占めています。

売上の減少を理由に廃業を意識する企業も3割近く存在するものの、割合としては高齢化を理由として
廃業を選択する企業がそれを上回っていることが分かります。

また、廃業と聞くと赤字廃業をイメージしがちですが、先述した通り、黒字経営が続いているにもかかわらず廃業を意識する中小企業も少なくありません。

さらに驚くことに、廃業時の業績についてですが…
黒字の状態で廃業する企業は全体の44%以上を占めています。

利益が出ており、経営状況も悪くない優良企業が経営者の高齢化を理由に廃業してしまうのは
非常にもったいないことであり、こうした理由で廃業する企業が増加することで、
「大廃業時代」へと突入し、22兆円の国内総生産(GDP)や650万人の雇用を失うと言われています。

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